ターゲット抽出の新境地_Qlikベン図で超探索
- SENSUKE KURIYAMA

- 9月6日
- 読了時間: 2分
更新日:9月7日
ベン図は複数の集合の関係性などを分かりやすく視覚化できます。Qlikはベン図の集合に合わせて各集団のデータにフィルタをかけて絞り込むことができます。とても便利です。
※2025年3月時点のQlik Sense SaaSを利用しています。
<ベン図>
ベン図は言葉で説明するのが難しいのでイメージ図を記載しておきます。2つの集合Aと集合Bを組み合わせて様々な集団を表現できます。たとえば「チョコを買った集団A」と「ガムを買った集団B」があるとした場合、次のような集団が見えてきます。
・A+B:チョコかガムを買った集団
・A-B:チョコを買ったけどガムは買っていない集団
・B-A:チョコは買っていないけどガムを買った集団
・A*B:チョコもガムも両方買った集団
・A/B:チョコかガムのどちらかのみを買った集団
集団を3つにするとさらに複雑な集団を視覚化することができます。上述の例で「チョコを買った集団A」と「ガムを買った集団B」に加えて「20代女性の集団C」とすると、チョコとガムの両方を買った20代女性といった集団も特定することができます。

▼集団Aと集団Bをヒストグラムで絞り込んでベン図分析するサンプル
Qlik Senseサンプルアプリの公開サイト「Qlik Showcase」にベン図を活用したサンプルアプリがありました。中学生の学力テストデータのサンプルで国語と数学の点数で集団を抽出するイメージです。(Qlik Showcaseについてはコチラ)
実際に「国語80点以上の集団A」と「数学55点以下の集団B」に絞り込んでみたのでGIFアニメ―ションで載せておきます。たとえば「A-B」だと国語が80点以上の生徒を抽出し、その中から数学55点以下の生徒は除いた生徒のリストを抽出できます。さらに女子のみに絞り込むようなことも可能です。
※Qlik Senseのベン図分析サンプルの例(アニメーションGIFです)

同じアプリに国語と数学に加えて英語の点数も加えたシートもありました。こちらは画像のみです。

<Qlikベン図フィルタの作成方法>
ベン図分析アプリの作成については、株式会社アシストの「QmeetMate」に動画が公開されています。(※ 契約ユーザー限定の会員登録サイトのためオリジナルコンテンツをご確認ください)
大量のデータを動的にベン図で絞り込んで可視化するって、SQLやExcelだとだいぶ大変ですが、Qlik Senseだとアプリの中で数式だけでやれてしまうのが目から鱗です。
サイト内の「Qmeet Lab」にある下記動画でベン図アプリの作成について説明されてます。

以上です






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