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執筆者の写真TENBOU BUDOUMI

凡例のソート順を変更する

更新日:6月27日

Qlikでグラフを作成する際にグラフに色を付けることは多いかと思います。

そんな時に凡例として表示される色の順番を変えたいと思ったことはないでしょうか?

たとえば商品ごとの売上を見るためのグラフであれば売上順に凡例を並べるなど、

今回は任意で凡例の色順を変更する方法をご紹介します。


 

■商品大分類ごとの売上グラフ

まず、例として商品の大分類ごとに各年月の売上推移を確認できるグラフを用意します。


<例>


商品の大分類ごと売上推移が分かる折れ線チャートになります。

色分けはされていますが、凡例順が自動で決まっており売上順になっていません。

これを大分類ごとの売上順となるようにしていきます。


●ソート順を売上順になるように変更していく


 

■Dual関数を使って軸項目を任意の順番に設定

軸の項目を任意の順番に変更して表示させることで色順変更を行います。

それを実現させるのがDual関数になります。

Dual関数は画面上表示させる値と裏でQlikが認識している値をコントロールする際に使用する関数になります。

今回の商品大分類ごとの売上を順序として表示させていきたいので以下のように表現できます。

Dual(商品大分類, 商品大分類売上ランキング)

こうすることで画面上は商品大分類名が表示されますが、Qlikはランキングとなる1、2などの数値を項目として認識しているので商品大分類をランキング順に並べることができます。

ランキング自体の項目はありませんので、ここからさらにランキングを求める式を置き換えれば売上順の商品大分類を表示することができます。

Dual(商品大分類, Aggr(Rank(Sum([売上金額])),商品大分類))

データの中身を見てみると以下のような状態になります。










この数式をグラフの色にあてこむことで凡例順を変更することができます。


 

■凡例順を変更

先程の折れ線チャートから

 プロパティ → 色と凡例 → 色設定をカスタム → 軸ごと → 「軸の選択」の数式(fx)

にて先ほどの数式を入力します。





 







そうすることで以下のように凡例順を商品大分類の売上順に変更することができます。



 

■その他

便利な機能として先ほどの数式をマスターアイテムに登録しておけば他のチャートでも簡単に流用することができます。










また、マスターアイテムであれば各項目に任意の色を設定することもできますので、シンボルカラーなどがある場合はマスターアイテムを作成することをお勧めします。

<参考>



作成したマスターアイテムは以下の方法で使用できます。

①プロパティの色と凡例から選択

















②チャートにドラッグ&ドロップで色の割り当て









 

いかがでしたか?

皆様のアプリ開発に少しでも役に立てれば幸いです。


以上です

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