アプリの更新と公開を自動で行う ~特定の複数アプリを対象に~
- u st
- 6月11日
- 読了時間: 3分
今回は、共有スペースにある特定の複数アプリ対象に、アプリの更新と公開を自動で行う方法について
ご紹介します。
特定の1アプリを対象にする場合や、共有スペースにある全アプリを対象にする場合は、以下ブログ記事をご参照ください。
1)以下URLから、Microsoftにログインします。
2)以下のような、公開したいアプリのリストを記載したExcelファイルを作成します。
※Google Spread SheetやローカルのExcelファイルを使用する場合、以下ブログをご参考ください。

3)Qlik Automateで、以下のようなブロックを設定します。
各ブロックの設定詳細については、後述する内容をご確認ください。

⭐⓪Start
スケジュールの設定を行います。
以下の設定で、毎日11:00に処理を実行します。

⭐①List Rows With Headers(Excelから公開したいアプリのリストを取得) ✅Connection [Create Microsoft Excel connection]からコネクションを作成後、作成したコネクションを選択します。

✅Inputs
・Drive ID
[do lookup]より、Excelファイルが存在するMicrosoftのドライブを選択します。

・Item ID
[do lookup]-[Search]を選択後、2)の手順で作成したExcelファイルを選択します。

✅Worksheet Name
[do lookup]より、アプリの一覧が記載されたシートを選択します。
✅Start Cell データが存在する最初のセル(今回であればA1)を入力します。
✅End Cell
データが存在する最後のセルを入力します。
※2)の例であればB3がEnd Cellですが、アプリが増加することも踏まえ、B100と記載しました。

※上記が設定完了したら、この時点で一度画面上部からRunを実行してください。

⭐②List Apps(共有スペースのアプリ情報を取得)
✅Space Id [do lookup]をクリックし、更新したいアプリがあるスペースを選択します。
⭐③Condition(共有スペースのアプリが、Excelの更新リストに存在するか判断)
以下のようなコンディションを設定します。

✅List Apps > Item > Id
[Item in List Apps]-[Example output]-[id]を選択します。


✅List Rows With Headers > Item > App ID
[Item in List Rows With Headers]-[History]-[App Id]を選択します。


⭐④Do reload(更新リストに存在する場合、リロードを実行)
✅App id
[Item in List Apps]-[Example output]-[id]を選択します。

✅Run Mode:[Wait for reload to complete]を選択します。
⭐⑤Condition2(リロードの失敗/成功を確認)
以下のようなコンディションを設定します。

※「Do Reload > Status」の設定については、「Output from Do Reload」を選択後、
[Example output]-[Status]をクリックして設定してください。


⭐⑥Publish App to Managed Space(リロードが成功した場合、アプリを公開)
✅App Id:[Item in List Apps]-[Example output]-[id]を選択します。
✅Space Id:[do lookup]をクリックし、公開先のスペースを選択します。
✅Data:[source]を選択します。
✅Rum Mode:[(Re)publish by name] を選択します。
以上、共有スペースにある特定の複数アプリ対象に、アプリの更新と公開を自動で行う方法についてでした。
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