Qlikで構成比を計算する_Total修飾子
- SENSUKE KURIYAMA
- 18 時間前
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更新日:13 分前
Qlik Senseで表やピボットに構成比を集計したい場合は各種集計関数と合わせてTotal修飾子を用いて計算します。
※2025年5月時点のQlik Senseを利用しています。
<基本:テーブルで構成比を計算する>
最もシンプルな集計は下図のようなテーブル形式での集計です。全体に占める「商品大分類」の売上金額の構成比が計算されています。

この場合の計算式は次のとおりです。
構成比 = 商品大分類ごとの売上金額 / 全体売上金額
Qlikで上記の構成比を計算する数式は次のとおりです。
▼構成比の数式
= sum(売上金額) / sum(Total 売上金額)
※集計関数(今回はSum)に「Total」を指定することで集計軸に関係なく全体集計を返します。
下図の「Total売上金額(sum(Total 売上金額))」は商品大分類に関わらず全体売上金額が表示されています。

<ピボットで2軸の構成比を計算する>
2軸で構成比を計算するケースを確認します。
例えば、下図は「商品大分類」に対して「支社」ごとの構成比を計算したピボットテーブルです。

この場合の計算式は次のようになります。
構成比 = 商品大分類、支社ごとの売上金額 / 商品大分類ごとの全体売上金額
Qlikで上記の構成比を計算する数式は次のとおりです。
▼構成比の数式
= sum(売上金額) / sum(Total <商品大分類> 売上金額)
※集計関数(今回はSum)に「Total」「<商品大分類>」を指定することで商品大分類ごとの全体集計を返します。
下図の「sum(Total <商品大分類> 売上金額)」は商品大分類ごとの全体売上金額が表示されています。


<構成比グラフの例>
構成比については、表やピボットで表示する必要がない場合はグラフを利用するとより簡単です。グラフの場合はビジュアライゼーションが情報を補助してくれるため「Total」修飾子を用いた数式を個別に用意する必要はありません。
▼1軸のみの構成比(円グラフを利用) | ▼2軸の場合の構成比(帯グラフ) |
![]() | ![]() |
【参考】
・Qlik トレーニングブログ:データ分析の基本~「集計関数の使い方」~
・ブログ内リンク:Qlik Sense 円グラフの作り方
・ブログ内リンク:Qlik Sense 帯グラフの作り方
以上です
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