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執筆者の写真SENSUKE KURIYAMA

Qlik SenseでJiraの課題を可視化する

Qlik SenseのJiraコネクタを使ってJiraで管理している課題データを可視化してみました。

 

※2024年12月時点のQlik Sense Businessを利用しています。

 
<Jiraについて>
Jiraはプロジェクト管理やソフトウェアの開発管理で使われることの多いスタンダードなプロジェクト管理ツールです。小規模であれば無料でも利用できるようになっています。
▼Jira Software cloud free ページhttps://www.atlassian.com/ja/try/cloud/signup
※下記キャプチャは2024年12月時点のものです

 
<事前の設定:Jiraへの接続>

Jiraへの接続など基本操作は以前に確認した下記の記事を参考にしてください。

▼Qlik Sense BusinessでJiraへ接続してみる https://www.sensuke-kuriyama.com/post/jira-connector


 

<Jiraの課題データ>

Jiraの課題は「Issues」というテーブルに格納されていました。また、Jiraの課題データは2階層で管理することができるようになっているのですが、階層を問わず課題IDが割り当てられて管理されており、親子階層は自己結合(*)で関連付ける構造となっていました。


▼Issuesテーブル


▼Issuesテーブル:課題の親子階層構造

「id」列が課題に対するユニークなIDとなっています。「fields_parent_id」列が各課題の親課題のIDとなっています。また「fields_issuetype_name」列で、タスク(親)かサブタスク(子)が区分されています。

例えば、下記のサンプルテーブルでは、180115 の親課題は180114180118の親課題は180113という構造になっていることが確認できます。


 

<分析データモデルへの変換>

上記のテーブルのままだと可視化の際に親子階層として表現するのに不便です。実際に可視化する際は下記サンプルのように「親タスク」列と「子タスク」列に分けたテーブルがあったほうが便利です。

ID

親タスク

子タスク

180113

環境構築


180118

環境構築

サーバ準備

180119

環境構築

テストデータ作成

180120

環境構築

インストール

180121

環境構築

環境設定


 

<Qlikリロード時の自己結合(親子階層テーブルの加工)>

▼Hierarchy 関数の利用

Qlik Senseでは、Issuesテーブルをリロードする際に「Hierarchy関数」を組み込むことで上記の分析データモデルに変換してくれます。これがとても便利です。下図サンプルのように、LOAD文の前にHierarchy構文を1行記載しておくだけです。

▼Hierarchy関数
Hierarchy(ID,親ID,名称)

JiraのIssuesテーブルでは「fields_summary」列に課題名称が記録されているため3つ目の引数には「fields_Summary」を指定しています。実際にJiraデータで試してみた結果は下記のとおりです。


※ Hierarchy利用前

※ Hierarchy利用後


以上です。

 

【参考記事】

▼Qlik Sense ヘルプ:Hierarchy関数

▼Oracle Blog:自己結合の使用




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