公開済みアプリをHubからリロードする方法
更新日:2023年8月31日
Qlik Sense Enterprise Client-Managed(オンプレミス版)では、
以下権限のあるユーザーは、Hub画面からストリームに公開済みのアプリを
右クリックすることで、リロードを実行することができます。
▼リロードイメージ
▼必要条件
・Professionalライセンスが与えられている
・管理権限「HubAdmin」が与えられている
・アプリの所有者である
上記のとおり基本的にはProfessionalライセンスおよびHubAdmin権限が与えられていても
所有者(owner)であるアプリしかリロードをかけることはできないのですが、
セキュリティルールを追加することで、アプリのowner以外のユーザも
リロードを行うことが可能となります。
この記事では、「所有者ではないアプリもHubからリロードをかけることができるように
する」ために必要となる「セキュリティル公開済みアプリをhubからリロードする方法ール」の詳細についてご紹介します。
▼セキュリティルールの作成方法
QMCの[MANAGE RESOURCES] - [Security rules] を選択し、
画面下部の[Create new] から作成可能です。
▼追加するセキュリティルール
アプリの所有者以外のリロードを許可するには以下の3つを許可するセキュリティ
ルールを追加します。
①Apps の Read / Update
②App Object の Read / Update
③Data Connection の Read
3つのセキュリティルールの詳細な設定内容は以下のとおりです。
①Apps の Read / Update
------------------------------------------------
Name:任意
Resource filter:App_*
Actions:Read, Update
Conditions:!user.IsAnonymous()
Context:Both in hub and QMC
------------------------------------------------
※条件「!user.IsAnonymous()」について
「user.IsAnonymous()」で匿名ユーザーを指します。
「!」は NOT を意味するため、「!user.IsAnonymous()」という記述で
ユーザが匿名以外の場合に条件が True となり、実行権限を付与します。
リロードを許可するユーザを個別に指定する場合は、この記述内容は変更ください。
②App Object の Read / Update
------------------------------------------------
Name:任意
Resource filter:App.Object_*
Actions:Read, Update
Conditions:!user.IsAnonymous()
Context:Both in hub and QMC
------------------------------------------------
③Data Connection の Read
------------------------------------------------
Name:任意
Resource filter:DataConnection_*
Actions:Read
Conditions:!user.IsAnonymous()
Context:Both in hub and QMC
------------------------------------------------
上記3つのセキュリティルールを追加することで、Professionalライセンス・HubAdmin権限が付与されているユーザーであれば、自身が所有者以外のアプリに関しても、Hubから
リロードをかけることが可能となります。
公開しているアプリに関して、自由にユーザーにリロードをかけさせ、
最新データを参照させたい、という場合は、ぜひこちらの方法をお試しください!
※注意点※
独自に追加するセキュリティルールは、メーカのサポート対象外となります。
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