Qlik Senseの折れ線グラフで将来予測を行う方法
更新日:2023年9月26日
Qlik Senseの折れ線チャートで簡単に将来予測グラフを作成することができます。この記事はフォアキャスト機能を利用した作成手順です。
※2023年8月時点のQlik Sense Businessを利用しています。
<折れ線チャートの作成>
まずは基本となる折れ線グラフを作成します。
コチラの記事をご参照下さい⇒ Qlik Sense折れ線グラフの作り方

<フォアキャスト(将来予測)の設定方法>
作成した折れ線グラフのプロパティで[フォアキャスト]を設定します。
[フォアキャスト]の設定には条件があるので確認ポイントを挙げておきます。
① 1軸1メジャーの折れ線グラフであること
② 軸が日付形式(もしくは数値)であること
③ X軸の目盛りが「連続」になっていること
※先の手順で作成した折れ線グラフは「年月」が文字列なので対処が必要です。
▼メジャーのプロパティ
[フォアキャスト]のスイッチをONします。
※ここで[フォアキャスト]メニューが表示されていない場合は、上述の3つの条件を確認してください。この記事のサンプルは次の手順(▼「年月」の修正)もご参照ください。
1.[フォアキャスト]をON | 2.メソッドと信頼度レベルを設定 |
![]() | ![]() |
▼「年月」の修正(Date#()関数で日付形式に変換します)
⁼Date#(年月,'YYYY年MM月')
「年月」の数式を修正します | 修正後のイメージです |
![]() | ![]() |
▼軸のプロパティ
軸(年月)のプロパティで[フォアキャストステップ][ステップサイズ]を設定します。
・フォアキャストステップ:将来予測の数です。
・ステップサイズ:将来予測の1ステップの大きさです。
下図では「フォアキャストステップ:6」「ステップサイズ:1 / 月」と設定することで、将来6ヶ月の予測を表示しています。ステップサイズを2にすると2ヶ月×6ステップで12ヶ月の予測になります。

設定はこれで完了です。
フォアキャストステップやステップサイズを変えながら、将来予測の状況を調整することができます。
▼将来予測グラフのサンプルイメージ
シート上で様々な条件で絞り込めば将来予測も変動します。

【参考】
Qlikヘルプ:時系列予測
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