Qlik 変数の活用 ~Variable input~
- u st
- 5月2日
- 読了時間: 2分
Qlikで「Variable input」というチャートを使って、変数を活用する方法をご紹介します。
⭐「Variable input」とは
名前の通り、変数を入力できるチャートです。
以下4種類の表現方法があります。
✅Input Box
数値を手動入力し、変数を入力します。
以下表は「売上×変数」という数式を設定していますが、上部のBoxに数値を入力すると、
下の表も連動して数値が変わることが確認できます。
✅Slider
スライダーバーを使って変数の値を変更します。
✅Drop down
ドロップダウンリストから、予め設定している数値を選択します。
✅Buttons
予め設定している数値をボタンから選んで選択します。
今回は、上記の中でも「Slider」を使ったVariable inputチャートの作成方法をご紹介します。
チャートの作成は、以下の3ステップで行います。
----------------------------------------
1)変数の作成
2)Variable inputチャートの作成
3)チャートに変数を設定
----------------------------------------
⭐変数の作成
①シートの編集画面で、[アセット]パネルより[変数]をクリックします。

②[新規作成]をクリックし、名前と定義を設定した後、[作成]をクリックします。
定義に「1」と設定しておくことで、デフォルトで変数に値「1」を引き渡します。

⭐「Variable input」チャートの作成
①[カスタムオブジェクト]より、[Variable input]を画面上に配置します。

②[スタイル]-[プレゼンテーション]-[Variable]より、[Name]にて作成した変数を選択し、[Show as]にて [Slider]を選択します。

③[スタイル]-[プレゼンテーション]-[Values]にて、値を入力します。
-------------------------------------------------
Min:最小値
Max:最大値
Step:何ステップごとに値を格納させるか
-------------------------------------------------
⇒今回は、0~1.5の間で0.5ステップ、つまり0、0.5、1、1.5の値を格納できるよう設定しました。

④[Slider label]をオンにします。
オンにすることで、スライダーバー上に変数の値が表示されます。

⭐チャートに変数を設定
最後は、作成した変数とVariable inputを使って、チャートに変数を設定します。
今回はテーブルに設定し、売上が○○倍であれば何円になるのかを確認できるようにします。
・数式の設定
Sum([売上])*vNum
⇒ 売上に変数を掛け算します。
・ラベル
='売上×' & vNum
⇒ 売上の何倍の数値であるか確認できるよう、「売上×(変数の値)」をラベルに表示します。

以上の設定で、Variable inputを使ったチャートを作成することができました。
皆さんも是非ご活用ください!
Comments