Qlik Answers 利用の権限設定
- u st
- 4月11日
- 読了時間: 4分
前回の記事で生成AIの機能である「Qlik Answers」の利用方法についてご紹介しました。
今回は、「Qlik Answers」を利用するための権限設定について記載します。
⭐設定箇所
管理コンソールの [ユーザーを管理]-[権限] を開き、[User Default] もしくは [新規作成] で
Qlik Answersの利用可否を制御いただけます。

⭐User Default での設定
全ユーザーへのデフォルトの権限設定を行っていただけます。
「コンテンツの種類」の下にある「アシスタント」と「ナレッジベース」にて、それぞれ 許可/不許可 の設定が可能です。

✅アシスタントの管理詳細はこちら
※アシスタント:ユーザーが生成AIに問い合わせを投げる画面
✅ナレッジベースの管理詳細はこちら
※ナレッジベース:生成AIに学習させるデータを追加する画面
⭐新規作成 での設定
上記 User Default の設定は、全ユーザーに対する設定です。
カスタムロールを新規作成することで、ユーザーごとにQlik Answersの利用許可を行っていただけます。

新規作成後、権限の一覧に表示されるため、[割り当て] から作成したカスタムロールをユーザーに
割り当てていただくことが可能です。

⚠️アシスタントに質問するために必要な権限
上記の通りたくさんの権限がありますが、アシスタントに質問するためには、最低限下記2つの権限が必要です。
ナレッジベースやアシスタントの作成はさせず、既にあるアシスタントに質問だけさせたいユーザーには、下記権限を割り当ててください。
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アシスタントの管理:アシスタントを表示
ナレッジ ベースの検索:許可
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⭐設定例
以下の流れで、Qlik Answersを利用できるユーザーの制御を行っていただけます。
あくまで一例ですので、必要に応じてカスタムロールを作成してユーザー制御を行ってください。
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1)User Default でQlik Answersに関する設定をすべて「不許可」にする
2)カスタムロールを新規作成し、Qlik Answersに関する設定をすべて「許可」にする
3)2)で作成したカスタムロールを、Qlik Answersを使用させたいユーザーに付与する
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⭐補足情報①
ナレッジベースやアシスタントを、共有スペースや管理スペースで作成することで、他のユーザーと共有利用できます。
各スペースで必要となる権限の詳細は、HELPの「スペース権限と Qlik Answers」をご確認ください。
⭐補足情報②
アシスタントで投げた質問は、自分がアクセスできるデータソースからのみ結果を返してくれます。
例えば以下の通り、Aスペースにあるナレッジベースに、①Aスペースにあるデータと②佐藤さんの個人スペースにあるデータを追加したとします。

このナレッジベースをもとにしたアシスタントを使うと、以下のような動きになります。 佐藤さんが質問 :①と②のデータをもとに、質問に対する結果が返されます
佐藤さん以外の人が質問:①のデータのみから結果が返されます
以上、Qlik Answersに関する権限の情報でした。
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