フィルタ選択している値を表示したい②_GetCurrentSelections
チャートやシートのタイトルやラベルに現在選択している値を表示したいときはGetCurrentSelections関数を利用します。
※2024年11月時点のQlik Sense SaaSを利用しています。
<GetCurrentSelections関数の利用サンプル>
下図は年間の売上推移を確認するグラフです。フィルタで選択した「商品大分類」「月」の値がGetCurrentSelection関数によって上部のテキストエリアに表示されています。
<GetFieldSelections関数の構文>
▼GetCurrentSelections関数
=GetCurrentSelections([項目の区切り文字 [,項目と値の区切り文字 [,値の区切り文字 [,表示数上限 [,並列ステート名]]]]])
<サンプル数式>
上のグラフでは「テキストと画像」チャートを利用して下記の数式を指定しています。
(「 chr(13)&'▼' 」は、項目ごとの区切りに改行と▼を入れています)
例)
='▼'&GetCurrentSelections(Chr(13)&'▼',' ⇒ ')
<各種パラメータについて>
GetCurrentSelections関数は必要に応じて「フィルタ項目の区切り文字」「フィルタ項目と選択値の区切り文字」「選択値の区切り文字」「最大表示数」「並列ステートの指定」を指定することができます。デフォルトは次のとおりです。
・フィルタ項目の区切り文字:改行
・フィルタ項目と選択値の区切り文字:コロン ”:” 区切られます。例)商品大分類:飲料
・区切り文字:カンマ ”,” で区切られます。例)飲料,菓子類,加工食品
・最大表示数:デフォルトは6です。上限を超えると「8 of 20」といった表記になります。
・並列ステートの指定:デフォルト状態のフィルタが表示されます
【参考】
・Qlik Senseヘルプ:GetCurrentSelections関数
以上です
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