第10回:Qlikデータモデル入門④ ~ピボットデータ~
更新日:5 日前
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各データパターンのQlik Senseへの取り込み
④ピボット形式のデータ(値が横に展開されている)
この形式のデータは、一見通常の表のように見えますが、下図のように本来は軸項目として保持されるデータが横に展開されているパターンです。よくあるケースとしては、年月などの時系列データが横に展開されたクロス集計表を取り込む例があります。


ピボット解除の操作イメージは次のとおりです。
1. データマネージャによるピボット形式の解除
データマネージャ画面にて、ピボット形式のデータを選択し、[このテーブルを編集]
アイコンをクリックすると、様々なデータ加工を行うことができます。その加工機能の
ひとつでもある「ピボット解除」を利用すると、ピボット計式のデータをテーブル形式
のデータに変更することが可能です。

▼データマネージャの加工画面

ピボット解除を適用すると、解除後のテーブルを確認することができます。
[ピボット.属性項目]と[ピボット.データ項目]として項目が生成されますので、内
容に合わせて項目名を変更して下さい。下図の例では、[年月]と[売上]に変更して
います。

2. ロードスクリプトによるピボット形式の解除
ピボットの解除はロードスクリプトでも実装可能です。CROSSTABLE句を使用しま
す。先のデータの例では、下図のように3列目の項目でピボット解除しており、属性項
目を[年月]、数値項目を[売上]として名前を付けています。(※CROSSTABLE句
の詳細についてはオンラインヘルプなどをご参照ください)
▼ロードスクリプトによるピボット解除の例


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