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執筆者の写真SENSUKE KURIYAMA

Qlik Senseでガントチャートを作る

Qlik Senseでガントチャートを作ってみました。



 

※2024年10月時点のQlik Sense SaaSを利用しています。

 

<サンプルデータ>

①各担当者の作業工程ごとの予定と実績データです。


②ガントチャートの横軸表示用のカレンダーデータです。

 

<ガントチャートの作成方法>

データのリロード

上記のサンプルデータをそのままリロードします。特に関連付けはしていません。


ピボットテーブルを作成する:軸の設定

ベースに使うのはピボットテーブルです。まずは軸を設定します。行の順番は後から自由に入れ替えられるのでひとまずこだわりません。カレンダ日付を設定するのがポイントです。


ピボットテーブルを作成する:メジャーの設定

ピボットテーブルの本体にあたるメジャーの設定を次のようにします。背景色数式で指定するのがポイントです。数式で「''」を指定します。今回のサンプルは「予定」「実績」の2つのデータがありますので、それぞれにメジャーを作成します。


※背景カラー表現のサンプル数式

▼メジャー1:予定
if((開始予定日)<=カレンダ日付 and カレンダ日付 <=(終了予定日),LightGray())

▼メジャー2:実績
if((開始日)<=カレンダ日付 and カレンダ日付 <=(終了日),rgb(100,200,250))

「開始予定日(開始日)」が「カレンダ日付」より後で「終了予定日(終了日)」より前の場合に色を付けます。色を付ける関数はQlik Senseヘルプ:カラー関数 をご参照ください。


 

<ガントチャートのデータ探索>

全体の進捗状況

下図が一般的なガントチャートのイメージだと思います。各工程ごとの予定と実績が全体的に俯瞰できます。


Qlik Senseではピボットテーブルの軸をドラッグ&ドロップで入れ替えることができるのでいろいろな視点で見てみます。(※下図の軸ボタンが自由に入れ替え可能です)


作業担当者ごとの進捗状況

[担当者]を一番左に移動してみると、担当者ごとにまとめられるので担当者ごとの傾向を比較しやすくなりました。田中さんに比べると山田さんは予定オーバーの傾向が見られます。


作業担当者ごとの進捗状況

さらに[値(メジャーです)]を一番左に移動してみると、山田さんも田中さんも予定スケジュールは同じですが、実績スケジュールは田中さんがほぼオンスケジュールなのに対して田中さんは各工程で遅れ気味であることが見えました。



 


以上です

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