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第5回:「ビジュアライゼーション」とは?~Qlikで学ぶデータ分析~

更新日:2023年4月22日


 

「メジャー」と「軸」につづく第三のポイント

データ分析を加速させる「ビジュアライゼーション」?!

 

データ分析は前回までに確認したように、「メジャー」と「軸」を基本として様々な切り口で分解・集計していきます。このメジャーと軸を意識したデータ分析を、より効果的なものとするために「ビジュアライゼーション」が欠かせません。


「ビ、ビジュアライゼーション・・・?」

「カタカナ言葉はよく分からない・・・?」


一瞬ひるんでしまう方もおられるかもしれませんが、専門的で難しいものではなくより多くの一般の人たちでも情報を理解できるように考え出されたものがビジュアライゼーションなので、構えず気軽にご一読いただければ幸いです。


では早速の手始めに言葉の意味から確認しておきます。


 

■「ビジュアライゼーション」 とは??


「ビジュアライゼーション」について調べてみると、いろんな説明が出てきます。

比較的新しい言葉のため、人や場面によって解釈が異なることもありますが、このシリーズではおおよそ下記のような意味として進めていきます。



本来は直接見えない事柄や現象を、グラフや表などにして鮮明にイメージすること



データを分析するにあたっては多くの場合において、 「暑い日にはコーラより、お茶が売れている気がする」など、何となく想像している仮説や経験的に知っている(と思われる)ことなどが念頭にあると思います。でも、本当にそうか分からないと、なかなか行動を起こせなかったり、他の人に伝えきれなかったりします。


「知っているけど、伝えられない。」

「分かっているけど、説明できない。」


という、とても悩ましい状態は皆さんにも経験があるのではないでしょうか。


「頭の中では分かっているけど、実際に行動を起こすことができない」というのも同じ状態です。ビジュアライゼーションは、こういったお悩みを解決し、データに基づいた情報を「伝えられる・説明できる」といったレベルでイメージするための切り札となります。その昔、データ分析ツールは意思決定支援ツールと呼ばれていたことがありますが、データ分析をもとに意思決定や行動を促すために、分析結果や過程を鮮明に表現する手法が進化を続け、現在はビジュアライゼーションとして浸透してきました。


 
※小宮山博仁,『眠れなくなるほど面白い統計学の話』,2019年,日本文芸社
※ぬえよしこ,歴史に名を遺す女性、ナイチンゲールの意外な素顔,2015年, 
  https://www.mashingup.jp/2015/04/045463history_woman.html
 

■改めて、Qlik Senseにおける「ビジュアライゼーション」 とは!


Qlik Senseでは、マスターアイテムのメニューの中に「ビジュアライゼーション」という区分が用意されています。Qlik Sense画面上で作成した各種グラフを完成したビジュアライゼーションとしてマスターアイテムとして登録しておき、再利用することができるようになっています。


Qlik Senseは、様々なグラフを作成する機能が用意されていますが、何らかの目的・仮説や試行錯誤をもって作成されたグラフが、「ビジュアライゼーション」 であると考えていただけると分かりやすいのではないかと思います。



 

■効果的なビジュアライゼーションの基礎(目的に応じたグラフの活用)

データ分析を行う際に多くの方が悩まれるのが、「どのようにビジュアライゼーションしたら良いか?」「どのグラフを使ったら良いか?」 です。実際、もやっとした疑問や仮説を明確にするための分析をスタートする段階なので、「コレ!」 と言ったビジュアライゼーションが分からないのも当然と言えば当然のことなのです・・・。


ただ、基本的なグラフや目的別のパターンを知っておけば、適切なグラフを利用することができ、効果的なビジュアライゼーション作成の第一歩が踏み出せます。


まずは、次に挙げるビジュアライゼーションのパターンを確認しておいて下さい。

【データ分析のビジュアライゼーションパターン】
▼パターンその1.「推移、トレンド」
時間軸を使用して推移を見ることで、伸びているのか?落ちているのか?横ばいなのか?をとらえることができます。万物に平等な概念である「時間軸」を使ったビジュアライゼーションは、データ分析においてもとても重要です。

▼パターンその2.「順序、ランキング」
ベスト/ワーストなど順序を見ることで、流行り/廃りなどの動向をとらえることができます。人の興味・関心を引き付けるビジュアライゼーションとしても有効です。

▼パターンその3.「比較」
物事を比較して見ることで、相対的な情報を得ることができます。データ分析が進むにつれて、様々な軸による比較分析が行われていきます。

▼パターンその4.「割合、内訳、構成比」
全体に占める割合を見ることで、構成要素の重要度などをとらえることができます。

▼パターンその5.「分布、バラつき」
分布を見ることで、複数のメジャーの相関などをとらえることができます。
バラつきを抑えることができれば安定した状態を保つことができるため、作業の標準化などにも役立ちます。

 

これが基本!マスターしたい5つのグラフと基本構造

 

それでは、次にビジュアライゼーションを実現するグラフについて見ていきましょう。


最近では様々なツールの進化などにより、次々と新しいグラフが生み出されています。それらの新しいグラフをマスターしていくことも大事ですが、より多くの人と共通の理解を得られる情報を伝えるには、誰が見ても理解できるグラフを使うことが何より大事です。


ということで、ここでは誰もが理解できる「5つの基本グラフ」を再確認し、Qlik Senseのデータ分析におけるグラフの基本構造もご説明します。


 

■このグラフさえ知っておけば、けっこういける!


Qlik Senseに実装されている様々なグラフの中から基本中の基本である5つを選びました!

ご確認いただくとお分かりいただけると思いますが、誰もが一度は目にしたことのあるグラフばかりです。


これらはとてもシンプルですが、基本的なデータ分析に必要な情報を効果的に表現することができます。また、これらをQlik Senseで作成することで、グラフの基本構造を理解することができるので、グラフマスターに向けた第一歩を踏み出せること間違いなしです!


※Qlik Senseの画面上では、「グラフ」のことを「チャート」と表記されていますが、このブログでは一般的に浸透している「グラフ」と表記しておきます。

 

■グラフの基本構造 → ここでも出てくる 「メジャー」と「軸」


グラフの基本構造を知っておくと作成の際に、様々な応用を利かすことが出来るようになります。

グラフにはいろんな種類がありますが、一番の目的は、「メジャーを軸で集計する」という分析の基本を分かりやすく表現することですので、グラフ構造を理解する上でも「メジャー」と「軸」がとても役に立ちます。データ分析において、グラフとメジャーと軸は切っても切り離せない考え方なのです。


■軸の数とメジャーの数

グラフには、1つのメジャーと1つの軸で構成されるシンプルなものもあれば、複数のメジャーや複数の軸で構成されるものもあります。構成するメジャーと軸の数が増えるほど情報量が多くなりますが、情報が複雑になり理解しにくくなるため注意が必要です。


ぜひ、Qlik Senseでグラフを作る際には、軸とメジャーを意識してみて下さい。



次回は、各種グラフの実践例を説明します。

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